このページ

フリーベットブラックジャック

概要

フリーベットブラックジャックはGeoff Hallによって発明されたブラックジャックのバリエーションです。このゲームのひねりとしてはプレイヤーがスプリットまたはダブルを行う際に自分のお金を危険にさらす必要がないこと(ほとんどの場合において)であり、それはまるでテーブル上で優しい恋人と遊んでいるようなものです。彼はあなたのために全ての追加のベットを行ってくれて賞金を保持させてくれます。キャッチが何かというと、Geoffのその他のゲームであるブラックジャックスイッチのようにディーラーが22を出した場合での全てのベットはスタンディングプッシュのままになります。

このゲームは2012年6月20日にゴールデンナゲットにて初めて見られています。私はこのゲームのデビューを迎えるためにもこのゲームを楽しんでいる人々をたくさんのテーブルで見つけました。このゲームの戦略はよりシンプルで、来のブラックジャックよりも多くのダブルとスプリットを提供します。従来のブラックジャックの基本的な戦略が複雑すぎて覚えられないと感じているギャンブラーは、フリーベットブラックジャックが持つシンプルさに安心を覚えるかもしれません。

ルール

ゴールデンナゲットでゲームが開始されてからいくつかのルールが変更されており、以下のルールが現在標準になっています。このゲームは標準のブラックジャックに基づいてます:
 

  • 6つのデッキ
  • ディーラーはソフト17にヒット
  • ブラックジャックでの3対2の配当
  • スプリット後のダブルあり
  • 2枚のカードのみでのダブルあり
  • エースを含んだ最大フォーハンドまでのペアの再スプリットあり
  • 降参なし

このゲームでは2つの主なルールの変更が導入されています:

  1. 2枚のカードの合計が9、10、11のハードトータルでの「フリー ダブル」と「フリーダブル」では、プレイヤーの元の賭け金が「フリーベット」ボタンと一致します。プレイヤーは追加のカードを1枚受け取ります。ハンドの終わりでは…:
    • ディーラーが勝った場合にプレイヤーは元の賭け金のみを失います。
    • ハンドの結果がプッシュの場合にはプレイヤーは元の賭け金のみを取り戻します。
    • それ以外の場合でプレイヤーが勝った場合には、プレイヤーは元の賭け金とその賭け金の2倍に等しい賞金を取り戻します。
  2. 10を除く全てのペアで「フリースプリット」が与えられます。「フリースプリット」ではプレイヤーの2枚のカードが2つで1枚の手札に分けられます。プレイヤーの元の賭け金は最初の手で配置されて「フリーベット」ボタンは2番目のハンドで配置されます。プレイヤーは1回に1つずつハンドをプレイすることで、両手で「フリーダブル」または「フリースプリット」を受ける権利があります。勝利の手の場合の各「フリーベット」ボタンは元の賭け金に等しい実際のチップに置き換えられ、プレイヤーの負けまたはプッシュが発生したハンドではディーラーは「フリーベット」ボタンを取り戻します。
  3. ディーラーは22をプッシュします。プレイヤーが21 以下を持っていてディーラーが22でバストした場合のプレイヤーベットはプッシュになります。

基本戦略

戦略は リアルマネーベットかフリーベットかによって異なってきます。プッシュはフリーベットでの損失と同じくらい悪いため、より積極的な戦略を引き起こすためにもそれぞれの違いがあります。次の3つの表はそれぞれリアルマネー ハンド、フリー ベット ハンド、ペアの戦略を示しています。

戦略についてたった1つを覚えている場合には全てのフリーダブルとフリースプリットの機会を受け入れてください。

ハウスエッジ

上記の標準ルールでのハウス エッジは1.04%です。

ルールのバリエーション

以下は考えられるいくつかのルールの種類からくる影響です。影響はプレイヤーの期待リターンの変化であり、以下の(SH)付きの図は Discount Gamblingの許可を得て取得したものです。(Wiz)のマークの付いたものは私が計算したものであり、従来のブラックジャックとは逆にデッキ数が多いほどプレイヤーにとってオッズが高くなるのが非常に興味深いです。なぜならそれは、無交換の影響が少ないためにデッキが多いほどフリースプリットが増えるためだと思います。

  • 3 枚以上のカードでフリーダブル(DG): +0.66%.
  • ディーラーはソフト17にスタンド(DG): +0.31%.
  • 遅めの降参あり(DG): +0.21%.
  • 1デッキ: -0.14% (Wiz).
  • 2デッキ: -0.06% (Wiz).
  • 8デッキ: +0.01% (Wiz,DG).
  • エースの再スプリットなし(DG): -0.08%.
  • フォーのペアでのフリー再スプリットなし(DG): -0.27%.
  • 2から9の再スプリットなし: -0.32% (DG).
  • ダブルなしまたはスプリット後のフリーダブル(DG): -0.70%.
  • ブラックジャックの6対5の配当: -1.36% (Wiz).

ポットオブゴールド

私は一部のカジノにてポットオブゴールドと呼ばれるサイドベットを提供しているという報告を耳にしました。これはプレイヤーが最初のハンドで蓄積するフリーベットトークンの数に基づいており、ワシントン賭博委員会は 2つのポットオブゴールドの配当表をリストしています。以下はそれらの両方の私の分析であり、これらの表はランダムなシミュレーションに基づいています。右下のセルは配当表1で5.77%、配当表2で4.64%のハウスエッジを示しています。

ポットオブゴールド — 配当表1

トークン

配当

確率

リターン

7 1000 0.000002 0.002026
6 300 0.000027 0.008140
5 100 0.000194 0.019445
4 60 0.000847 0.050799
3 30 0.003866 0.115973
2 10 0.013488 0.134884
1 3 0.148155 0.444466
0 -1 0.833420 -0.833420
合計   1.000000 -0.057686

ポットオブゴールド — 配当表2

トークン

配当

確率

リターン

7 100 0.000002 0.000203
6 100 0.000027 0.002713
5 100 0.000194 0.019445
4 50 0.000847 0.042333
3 30 0.003866 0.115973
2 12 0.013488 0.161861
1 3 0.148155 0.444466
0 -1 0.833420 -0.833420
合計   1.000000 -0.046426

プレイヤーは最初の賭け金を犠牲にしてダブルにする代わりに、5をスプリット分割することでポットオブゴールドのハウスエッジを下げることができます。プレイヤーが5をスプリットした場合のポットオブゴールドのハウスエッジは配当表1では 2.75%で配当表2では 1.48%になります。ダブルにする代わりに5をスプリットすることで基本賭け金のハウス エッジが0.15%増加します。

謝辞

このゲームの発明者であるGeoff Hallのルール作成と数学レポートの共有にご協力いただいて誠に感謝しています。このレポートはStephen Howと私の2人での作業の組み合わせに基づいています。私たちはこれらのハウスエッジについて非常に同意しており、基本的な戦略とルールのバリエーションの影響の一部はStephen Howの作品です。

内部リンク

  • オリジナルのルールカード。3カード以上でのダブルは許可されなくなりましたが、4のフリースプリットは許可されています。もちろん全体として見れば古いルールの方が優れていましたが、テーブルゲームのルールがプレイヤーにとって良くなることはめったにありません。

外部リンク