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ハイシエラトレイル、パート5

今週はハイシエラ・トレイルの旅を続けます。4日目の夜、ウォレス・クリークのキャンプ場を出発しました。今回のエピソードでは、そこからギター・レイクまでの5日目の様子をお伝えします。

5日目は肌寒い朝に始まりました。私を含め、グループは皆、トレイルに出て体を温めたくてうずうずしていました。この数マイルの短い区間は、ハイシエラ・トレイルの中でジョン・ミューア・トレイル(JMT)とパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)の両方にまたがる唯一の区間でした。早朝にもかかわらず、どちらかのトレイル(たいていはPCT)を歩くハイカーのグループとすれ違いました。いつものように皆フレンドリーでしたが、私たちは反対方向に進んでいたため、会話は長く続きませんでした。

クラブツリー

話が逸れますが、ハイシエラ・トレイルの標識には大変感銘を受けました。私が通った分岐点は全て、上の写真のように、しっかりと標識が設置されていたと記憶しています。トレイルの標識がきちんと整備されているかどうかは、決して当てにしたり、当然のことと見なしたりしてはいけません。

ティナ
PCTのこの区間は、快適で比較的平坦で、森も豊富でした。上のティナの写真は、この区間の典型的な例です。

PCTを数マイル進んだ後、ギター湖方面へ向かうため、PCTを離れる時が来ました。しかし、その後も多くのPCTハイカーに出会うことになりました。どうやら、アメリカ本土48州最高峰のホイットニー山登頂のついでに、クラブツリー荒野レンジャーの近くにキャンプをしている人たちが多かったようです。

山の湖

この区間は、山間の湖(上の写真のティンバーライン湖だと思います)を通り過ぎていくにつれて、とても美しい景色が続きました。この地点では木々が低くなり、間隔が広くなっていきます。つまり、今回の旅で2度目の森林限界を超えるということです。

ギター湖

森林限界を越えて登り続け、5日目の目的地であるギター湖に到着しました。上の写真では、ギターのネック沿いに設営したキャンプの様子がわかります。

ちょっとここではっきり言いますが、草の上や湖のすぐ近くでキャンプするべきではなかった。唯一の言い訳は、到着した時はとても寒くて風が強かったということ。テントを固定するために土が必要だった、少なくとも当時はそう思っていた。しかし、今にして思えば、それは間違った言い訳だった。テントに石を積んで重しにすればよかったのに。

日が暮れ始めた頃、二人のレンジャーがやって来て、私たちの規則違反を厳しく叱責しました。彼らの言う通りでした。私たちは有罪であり、今でもそのことを深く後悔しています。レンジャーには罰金を科す権利がありましたが、責任者は厳しく叱責するだけで済ませてくれました。

ごめん

帰る前に芝生をふんわりとさせて謝るように言われました。そして、私はその通りにしました。そして、上の写真にあるメッセージも残しました。

全体的に見て、5日目は6日間の中でおそらく最も楽だったでしょう。走行距離も標高差も平均以下でした。ギター湖ではたっぷりと自由時間を過ごし、散策したり、ロジックパズルを解いたり、カードゲームをしたりして楽しみました。

その夜はなかなか眠れず、起きている間は澄み切った美しい星空を眺めていました。午前2時頃、稜線から美しい満月が昇ってきました。暗闇に慣れた目にとって、山々の向こうから覗く月の明るい光はまばゆいばかりでした。皆既日食の終わりを告げる、月の裏に太陽が顔を覗かせる光景を彷彿とさせました。

次回は、ハイ・シエラ・トレイルの 6 部構成のシリーズを、トレイルの 6 日目と最終日で締めくくります。