2019年最新テーブルゲーム - パート3

「Cutting Edge Table Games Conference」シリーズの第 3 回目にして最終回となる今回は、今年発表されたゲームのほとんどを引き続き見ていきます。
まずはカイル・モリスのワイルドモンキー・パイゴウです。ディーラーのカードレンジをプレイヤーに開示しないゲームは、おそらくこれが初めてでしょう。このゲームでは、プレイヤーはサレンダーするかダブルするかを選択できます。このゲームは既にバロナでプレー済みなので、こちらで分析を掲載しました:ワイルドモンキー・パイゴウ。

次はグランドスラム・カジノ・ベースボールです。細かいことはよく覚えていませんが、サイコロを振って特定の出目によってランナーを塁を一周させ、ホームランを目指すゲームです。偶然にも、彼のすぐ後ろには野球をテーマにしたサイコロを使った「ダイスボール」という別のサイコロゲームがありました。これについては前回のニュースレターで取り上げました。しかし、実際のゲームプレイは全く異なっていました。ゲームのオーナーがお土産として野球ボールを用意してくれたので、ここで見られるように、自然発生的にジャグリングの競争が始まりました。

次は「ユナイテッド・ステイツ・ペーパー・ゲームズ」です。正直に言うと、彼のゲームの名前は忘れてしまいましたが、特別なカードデッキを使い、数字、マーク、色を分けてプレイするゲームでした。ショーに展示されていた他のゲームとは異なり、ポーカーのようにプレイヤー同士が対戦するゲームです。追加カードを競うゲームだったと記憶しています。ポーカーの役のランクを記した長いリストもありました。その後ろに立っていた若い男性は、ゲームへの情熱が溢れていました。しかし、説明に時間がかかり、ほとんどの参加者はプレゼンテーションを最後までじっくりと聞くことができませんでした。
彼が最初に説明しようとした時はうまくいかず、途中で中断して別のインタビューをせざるを得ませんでした。しかし、彼はもう一度機会をくれと頼み、5分間の制限時間で合意しました。彼は約4分でゲームの基本を説明してくれたと言わざるを得ません。
このニュースレターを読んでいる、ゲーム開発者を目指す皆さんに、Cutting Edge Showへの参加を強くお勧めします。大手ディストリビューターが中心で、出展費用も高額なGlobal Gaming Expoよりも、はるかに多くのことを得られるはずです。すべてのゲーム開発者が満足して帰るわけではありませんが、テーブルゲームのエグゼクティブから率直なフィードバックを得られる機会となります。友人に意見を聞けば、どんなに出来の悪いゲームでも、きっと気に入ってくれるでしょう。しかし、Cutting Edge Showでは、カジノフロアにゲームを置く権限を持つ人々、つまり、ゲームを気に入ってもらうために必要な人々にゲームを売り込むことになります。参加の理由が何であれ、もし参加するなら、2020年に会場でお会いしましょう!
2019年Cutting Edge Table Games Conferenceで発表された新作テーブルゲームを3部構成でご紹介してきましたが、これで終わりです。今回ご紹介できなかったゲームオーナーの皆様にはお詫び申し上げます。今後数ヶ月にわたり、同カンファレンスからのインタビューを9本ずつ公開していく予定です。